大谷地病院認知症疾患サポートセンター便り

大谷地病院認知症疾患サポートセンタの活動をご紹介します。

高齢者げんきあっぷくらぶなつめで「秋の食べ物の魅力を知ろう」を行いました

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食欲の秋到来!

少し前まで「暑い暑い」と言っていたのがウソのように、朝夕ぐっと冷え込むようになった札幌。秋桜が風に揺れてすっかり秋の空になりました。

先月は夏野菜の話をしたばかりでしたが、売られている品物が秋の食材に変わり、何を食べてもおいしい季節が到来しましたので、今月は「秋の食べ物」についてお話をしましたよ。

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皆さんに秋の食材を挙げてもらいました。

ぶどう、りんご、なし、柿・・・果物がすぐでてきました。

あとは…?

「さんま!」そうです、北海道は秋と言えば秋刀魚!漢字に「秋」が入る魚ですね。

それから…?

「鮭!」そうです、秋鮭!いくらを漬ける文化もあります^^

その他にも、鵡川で採れるししゃも、厚岸で採れる牡蠣も秋の味覚です。

そして、北海道と言えばじゃが芋!これもスーパーでは採れたて(掘りたて?)のじゃが芋が売られるようになりました。ほくほくして甘くておいしいです!じゃが芋をふかしてバターで食べるのがまたおいしいこと!

その他、本州では栗やさつま芋が時季を迎えますね。

1年中出回るのが当たり前になりましたが、それでも旬を大切にし、おいしい時においしく頂くことで、栄養を摂取することができます。

 

秋の食材は「巻きもの」野菜

イモ類、ごぼう、れんこん、人参、玉ねぎなどが旬の「巻きもの野菜」は体の中に養分を蓄えて冬に備えます。

厳しい暑さを乗り越えて育った作物たち。夏の間に疲労した体を回復させたり、夏バテを解消するために必要なビタミン、腸内環境を整え胃腸を元気にしてくれる食物繊維を多く含みます。

また、かぼちゃはβカロテンが豊富!免疫力の働きを高めますので、コロナ禍にはもってこいの食材です。

さつま芋の皮、ぶどうに含まれるのはアントシアニン。眼精疲労活性酸素を除去する効果のあるポリフェノールの一種です。柿に含まれるタンニンや、りんごに含まれるポリフェノールも抗酸化作用があり活性酸素を除去しますので、アンチエイジングにとても良い食材です。

秋鮭やさんまはたんぱく質が豊富です。筋力を維持するためにはまずたんぱく質を摂取し、そして筋肉を動かすことが必要なので、しっかり食べましょう。それから、DHA(ドコサヘキサエン酸)という脂肪酸は、脳の細胞を柔らかくし、脳を活性化する働きがあります。記憶力や判断力の向上が期待できますので、おいしい時季にぜひ頂きましょう。

 

んー!北海道はおいしいものに囲まれていますね!鮭のきのこ蒸しとか、秋野菜のオリーブオイル炒めとか、鮭とじゃが芋、きのこのグラタンとか、いろいろメニューが思い浮かびます( *´艸`)

 

色々お話した後は、秋の味覚食べものクイズを行いました。

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正解するとこのコスモスがもらえます。

秋の味覚の代表、まつたけは欧米人にとって悪臭だと言われていますがそれはどんなにおいにたとえられているでしょうか?・・・なんてクイズを10問行いましたよ。(ちなみに軍人の靴下のにおいだそうです。嗅いだことない笑)

 

 

正解したコスモスを花束にしました。

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季節の変わり目は体調を崩しやすいので、毎日の食事がとても重要です。

旬の食材を取り入れ、免疫力を高めて元気な毎日を送りましょうね!