脳トレ体操を行っているなつめの皆さんの様子
12月12日の軽度認知機能障害回復プログラムなつめでは、運動を使った脳トレを行いました。
今回は二人で一組になっていろいろな動作を行いました。最初は照れ臭そうでしたが、慣れてくるとお互いに教えたり教えられたりしながら脳トレ運動をしていきました。間に笑いがあるとお互いの距離が縮まりますね。
続いては足を時計の秒針に見立て、言われた時間を指していきます。「〇時〇分の20分後」など、慣れてくるとだんだんと難しくなっていきます。この課題はアルツハイマー病でにがてになってくる「視空間認知機能」を鍛える運動です。
片足を前後左右に出すので、バランスの訓練になり、転倒予防にも効果がありますね。
そして仕上げは4色ラダーで脳トレです。
「赤で足を外側に出す。」という課題の次は「赤で足を外側に出しながら赤い果物の名前を言う」とだんだんと難しくなっていきます。
そのうえ、数を通しで数えるとなると、完璧にできる方はそうそういないのではないでしょうか。
この、「ちょっと難しくてできないかも」「頭が混乱しそう」というくらいの難しさがちょうど脳を活性化して認知症予防には良いのです。
6がつに始まったなつめも、早半年が過ぎようとしています。参加者の皆さんはすっかり顔なじみになり、おしゃべりに花を咲かせています。
なつめではいろいろなプログラムを使って脳を活性化させていますが、おしゃべり程たくさんの脳機能を使うことはありません。
なつめの皆さんが毎回笑顔で過ごしてくださっているのを見ると、スタッフ一同とても安心します。
今年もあと残すところ1回となりましたが、皆さん楽しく今年を終えることが出来るよう次回も頑張っていきます!