大谷地病院認知症疾患サポートセンター便り

大谷地病院認知症疾患サポートセンタの活動をご紹介します。

認知症予防サークル「わっこ」で「冬の食材の栄養を知ろう!」を行いました。

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この冬は雪が少ないのですが、少し積もってようやく冬景色になりました。

お正月が開けてあっという間に1月も下旬ですが、わっこは今日も変わらず元気に活動しています。

 

 さてこの日のわっこは、冬野菜の栄養をまなび、お菓子作りを行いました。2020年、早速ニューアイテムを手に入れたわっこの管理栄養士。オーブンレンジを購入しました!(わーい)これで、調理実習のバリエーションが増え、いろんなものを皆さんを作れるようになります!初めての作品はクッキーです!

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最近売られている野菜は関東地方の食材が多いのですが、北海道にもおいしい冬野菜があります。このひは平取町のちぢみほうれん草と、十勝からきたごぼうを使いました。

 

まずはごぼうごぼうクッキーを作りました。茹でてやわらかくしたごぼうをみじん切りにしたところ、思った以上にグレーになったので、急遽ココアクッキーに変更しました(^^;)f:id:ohyachi-hp:20200127145124j:plain

<材料>20枚位

ごぼう(茹でてみじん切り) 1本

小麦粉 50g、片栗粉 50g、今日はココアを小さじ1くらい

砂糖 20g

オリーブオイル 30g

<作り方>

1.材料全てをボウルに入れて手でよく混ぜて粉っぽさをなくします。まとまらない時は水を小さじ1~入れてまとまるようにします。

2.まとまったら食べやすい大きさに丸めて手のひらでつぶして薄くし、フォークで穴を開けます。

3.170℃に予熱したオーブンで20~25分焼きます。

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ラッピングしました。かわいい♪

 

続いてほうれん草。ほうれん草は蒸しパンにしました。ホットケーキミックスを使ったらあっという間にでき上がります。カルシウム・たんぱく質アップのため、チーズを入れました。

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<材料>小さめカップ8~9コ分

ホットケーキミックス 200g

ほうれん草 1/2束

牛乳 150ml

卵 1コ

砂糖 大さじ2

オリーブオイル 大さじ1

ベビーチーズ 3コくらい

 

<作り方>

1.ほうれん草を茹で、牛乳を一緒にミキサーですりつぶす(ない場合はみじん切りでも良い)。ベビーチーズは1cmの角切りにする。

2.ボウルに卵を割りほぐし、砂糖、1のほうれん草ペースト、ホットケーキミックス、オリーブオイルを入れて混ぜ合わせる。

3.カップに8分目まで生地を流し入れ、チーズをトッピングし、蒸し器で10~15分蒸したら完成。

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チーズが余ったのでたくさん入れたら、なんと「こぼれチーズ」のようにチーズがあふれた蒸しパンになりました。チーズの角切りが4~5コにするとふんわりした蒸しパンが出来上がります。

チーズの塩気と蒸しパンのふんわりした甘さがマッチし、「これおいしいねー!」と大好評。おやつに良し、朝食にも良しの蒸しパンです。ぜひ作ってみてくださいね。

 

ちぢみほうれん草

 

真冬の寒さに当たることで葉が分厚く縮んだ状態になるほうれん草は「寒締めほうれん草」とも呼ばれます。

糖分がぎゅっと凝縮し、普通のほうれん草よりも甘味を感じます。さらに、ビタミンやカロテノイド、ポリフェノールなどの栄養が、ほかのほうれん草よりも多いことがわかってきました。旬は12月~2月。この時しか食べられないおいしい食材を、たくさん食べて元気な毎日を過ごしましょう!

 認知症予防サークルわっこは毎週木曜日13:30~15:30まで、大谷地団地町内会館で行われています。参加費は500円で、申し込みの必要はありません。お時間があればだれでも参加することができます。ぜひ遊びに来てください。