大谷地病院認知症疾患サポートセンター便り

大谷地病院認知症疾患サポートセンタの活動をご紹介します。

軽度認知機能障害回復プログラムなつめでボールを使ったシナプソロジーを行いました

 

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ボールを使ったシナプソロジーとは

シナプソロジーは基本動作に数種類の動作を組み合わせ、頭を混乱させることで認知機能を向上させる脳トレ体操です。高齢者だけではなく、スポーツ選手や幼児教育の場面でも活用されています。

 

シナプソロジーはとても種類が豊富で、インストラクターはオリジナルのシナプソロジーを開発することも出来ます。

 

そんなシナプソロジーの中でも、本日はボールを使ったシナプソロジーをやってみました。

 

なつめが始まり、そろそろ1年になります。固定メンバーなのでもちろん皆さん顔なじみ。

 

では、名前は憶えている?と聞いてみると「わかんない!」という返答です。

 

名札をつけて頂いていますが、名前が分からなくても心が通じ合っているという状態なので最近は名前を確認しなくなったようです。

 

そこで改めて名前の確認です。

 

「○○さん!」と言いながら相手にボールを投げます。受け取る相手は「○○です!」と自分の名前を言いながらボールを受け取ります。

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こんな単純な動作ですが、お互いに名前を呼び合うだけで仲間意識が強まっていくのを感じます。

 

 

いつも頭を混乱させる運動の日ですが、今日はなんだかほっこりとした時間になりました。