大谷地病院認知症疾患サポートセンター便り

大谷地病院認知症疾患サポートセンタの活動をご紹介します。

軽度認知機能障害回復プログラムなつめでシナプソロジーを実施しました

f:id:ohyachi-hp:20200601082232j:plain

シナプソロジー脳トレ&運動!

軽度認知機能障害回復プログラムなつめで運動と脳トレのプログラムを行っています。

毎回必ず「本山式筋力トレーニング」を実施するのですが、今回は筋トレにプラスしてシナプソロジーを「しっかり」行いました。

シナプソロジーはいくつかの動作に認知課題を組み合わせて行い、脳を混乱させることで認知機能の改善を図るプログラムです。

参加者の頭を混乱させるよう、失敗を誘うようなスパイスを加えていくのですが、失敗しながらも笑いが起こるのがシナプソロジーの楽しいところです。

楽しい気持ちを参加者の皆さんが共有し、心から笑うことが脳を活性化させるポイントです。

体の動作を大きく設定することで運動の負荷を上げることができます。

上の写真は両手を大きく上げて万歳をするのが「上」両手を下げつつ大きく左右に開くことで胸郭を広げる動作が「下」。

たった二つの動作を言葉での支持や紙に書かれた指示をランダムに出していきます。
f:id:ohyachi-hp:20200601082242j:plain
これは、毎回行っている「方位」というシナプソロジーです。

方位磁石の中心にいると仮定し、足で方角を示していきます。

向きを時々変えるとさらに難易度がアップします。

視空間認知機能を鍛えるのにぴったりな課題ですね。
f:id:ohyachi-hp:20200601082916j:plain
4色ラダーを使ったコグニサイズもなつめでは定番になりました。いつもは1.2.3.4.・・・・と数を数えながら「赤で足を外に出す」などの課題を組み合わせるのですが、この日は数の代わりに「干支」にしました。

立ち止まったり、時に間違えたりするのですが、考えながら歩いている16歩の間に脳が活性化されていきます。

軽度認知機能障害回復プログラムなつめは札幌市厚別区にある大谷地病院内のデイケアプログラムです。

ご興味のある方はこちらのお問い合わせフォームよりご連絡ください。↓↓
http://ohyachi-hp.or.jp/ninchisho-sc/