大谷地病院認知症疾患サポートセンター便り

大谷地病院認知症疾患サポートセンタの活動をご紹介します。

認知症予防サークルわっこで「夏バテ予防」の講話を行いました。

今年は特に気を付けなければならない熱中症

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暑い時期がやってきました。

連日話題となっている全国的な新型コロナウイルスの感染者数増加で、一層気を付けて毎日を過ごさなければなりません。

もう欠かすことのできないマスク。マスクをした毎日は、熱中症により一層気を付ける必要があります。

今年も経口補水液でおなじみのメーカーから講師をお招きし、対策について学びました。

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脱水症に陥っていないかはセルフチェックで知ることができます。

わきの下が乾いていないか、また手の甲の皮膚をつまんでなかなか戻らなかった場合、手の爪を押して、離した時に赤みが戻るまでに時間がかかると脱水に陥っている可能性があります。

マスクをしていると水分を摂ることが少なくなる可能性があります。喉が渇く前にこまめに水分を摂ることが必要です。

たっぷり学ばせて頂きました。

 

もう1つ、管理栄養士から夏バテ予防の栄養についてお話しました。

健やかな毎日を送るにはバランスの良い食事が大事です。これが行えていたら夏バテは防げるはず。でも、暑い夏、台所で調理するのも大変です。パッと食べられる冷たいめん類、買ってきてすぐ食べられるパン、暑くて食欲がないからおにぎりで済ませよう・・・こんなことも可能性として考えられるのではないでしょうか?

加えて「コロナ禍」です。買い物も自由に行けず、「あるもので済ませる」ということも考えられます。

冷たいめん類の時は、具をトッピングすることを忘れずに。ざるラーメンより、冷やし中華のように具をのせて食べると1品で栄養が整います。

パンを選ぶときはサンドイッチにすると手軽に複数の栄養を摂取することができますし、おにぎりより色々具が入っている弁当にすると良いでしょう。

代謝を助けるビタミン、ミネラルも大事であると説明し、この暑い夏を元気に乗り切る食べ物についてお話しました。

 

元気を出すには栄養が必要です。

主食、主菜、副菜を組み合わせて食べ、低栄養、認知症、フレイル、夏バテ…いろんなことを予防していきましょう!