大谷地病院認知症疾患サポートセンター便り

大谷地病院認知症疾患サポートセンタの活動をご紹介します。

認知症予防サークルわっこで宝石石鹸を作りましたパート2

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宝石石鹸を1年ぶりに作る

去年の5月ごろ、わっこで宝石石鹸を作りました。

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その時とても好評で、「1年後にもう一度やりたい。」という声にお応えして企画しました。

 

1年前の記憶はあいまいなところもあり、去年のブログを見返しながら手順を確認しました。スタッフがこんな調子なので、参加者の皆さんは覚えていない方も多く、また、「その時休んでた。」「まだ参加してない時だ。」という方もおり、なじみの皆さんが集まっているようで変化もしているのだなとつくづく感じました。

 

皆さんの様子を、備忘録を兼ねて作り方の手順通りにお伝えしていきます。

 

宝石石鹸の材料です。10人前後の方が思う存分作れるくらいの材料です。

 

  • グリセリンソープ1㎏:2枚
  • 食紅:赤・青・黄
  • アルミケース(小さいパウンドケーキが作れるくらいの大きさ)
  • 透明の使い捨てのコップ
  • 使い捨てのプラスチックスプーン
  • 包丁
  • まな板
  • 目打ち
  • ホットプレート

色付きの石鹸を作る

色付きの石鹸を作ります。グリセリンソープは透明なので、食紅を溶かして色を付けます。食紅は赤・青・黄の三原色を用意しておくと、赤・青・黄・緑・橙・紫は簡単に作れます。

 

どの色を作るのかみんなで相談します。皆さん、ちょっとピンとこないので、前職作ることにしました。

 

作る色は6色なので、グリセリンソープの板1枚を6等分にします。6等分にしたソープを皆さんに分担してもらい、「お味噌汁に入れる豆腐くらいの大きさ」に切ってもらいました。

 

切ってもらったソープを6つのアルミ容器に分け、ホットプレートで加熱します。

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寒天みたいですね。すぐに溶けてくれるので、溶けたら食紅を入れてかき混ぜて色を付けていきます。加熱しすぎると焦げるので注意してくださいね。

 

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北海道はお赤飯に食紅を入れて作る文化があります。どのお宅にも食紅が必ずあり、ほんのりピンク色にするにはどれくらい食紅を入れたらいいのか感でわかります。

 

「いっぺんにたくさん入れたら濃くなりすぎるもんねー。」と言いつつ、色を付けていきました。

 

濃く色を付けるのか薄く色を付けるのかはお好みです。粉が解け残り、まだらになってもそれはそれでいい色になります。

 

たくさんかき混ぜると早く固まりますが、透明感を出すには色が混ざったら固まるまで触らないほうがいいかもしれません。固まるのは10分くらいかかりました。

 

固まったら、5㎜くらいのみじん切りにします。大きさはバラバラでも構いません。

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たくあんに見えるので間違えて食べないようにね。

 

透明のカップに好きな色の石鹸を入れます。

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残りのソープを味噌汁に入れる豆腐くらいの大きさに切り、溶かします。

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溶けたら、色付きソープが入ったコップの中に注ぎ入れ、固まるのを待ちます。

 

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固まったら、コップをひっくり返して机の上に置き、底に目打ちで穴をあけ、プッチンプリンの要領で中の石鹸を取り出します。

 

石鹸をいくつかにカットし、面取りをして宝石のように形を整えたら出来上がりです。

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今回は色を濃い目に着けたのでみんなはっきりとした色合いになりました。

 

「もう一度やったら色の付け方とかよく考えて作れるね。」という感想が多かったので、近日中にもう一度やってみることになりました。

 

また、皆さんにご報告させていただきますね。