大谷地病院認知症疾患サポートセンター便り

大谷地病院認知症疾患サポートセンタの活動をご紹介します。

軽度認知機能障害回復プログラムなつめで臨床美術「輝くレモン」を行いました

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レモンを描く

今回の臨床美術は、残暑を吹き飛ばすようなさわやかな果物「レモン」を題材にしました。
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ざるいっぱいのレモンに歓声が上がります。

臨床美術では、モチーフの形だけではなく、においや手触り、色の変化、皮の素材感、そして思い出まで描いて行きます。

そのために、まずレモンを感じていきます。触ったり、においをかいだり。
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しっかりとレモンを感じたら、感じたままレモンを描いて行きます。

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最初から小さなことにこだわりずぎず、のびのびと形をとらえ、次第にモチーフから感じた色をのせていきます。

どんどん描き進められる人もいれば、迷って手を止めてしまう人もいます。色んな苦労や工夫が、作品に現れていきます。
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レモンの特徴を、しっかりととらえた作品が並びました。

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どの作品も、個性があって素敵ですね。

作品と一緒に、モデルのレモンをお持ち帰りいただきました。