大谷地病院認知症疾患サポートセンター便り

大谷地病院認知症疾患サポートセンタの活動をご紹介します。

軽度認知機能障害回復プログラムなつめで臨床美術「とうがらしを描く」を実施しました

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軽度認知機能障害回復プログラムなつめでは、毎月臨床美術を行っています。

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本日の題材は「唐辛子」!

すごく辛いあいつです。

唐辛子を、色鉛筆で表現することになりました。
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とても大きな唐辛子です。担当者が即売所でひとめぼれをして、本日の為に購入したのですが、メンバーの方らか「南蛮ですね。」と指摘が入りました。

後で品種を調べてみると「大紅唐辛子」という、大型でとても辛い唐辛子のようです。

本来は一般的な唐辛子をモデルにするので、作品ははがきサイズになるはずでした。

しかし、モデルを大型の唐辛子にしたので、B5サイズの作品になりました。大きくなった分、ハサミを使う工程が高齢者には楽だったように思います。

形を捉えて描くわけではないので、皆さん気軽に描けたようです。「下手だわ・・・。」という捉えになりにくいプログラムといえるのではないでしょうか。

唐辛子の色を、色鉛筆で大胆に表現していくのは感触も良くとても楽しそうでした。

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軽やかで踊るような作品や、とっても辛そうな渋い色合いの唐辛子が並んだ作品。

どれもとても素敵な作品です。

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皆さんが毎月楽しんで下さる美術プログラム。来月は何をしようか、今から楽しみですね。