大谷地病院認知症疾患サポートセンター便り

大谷地病院認知症疾患サポートセンタの活動をご紹介します。

高齢者地域生活支援プログラムなつめで「ミルク饅頭」を作りました

今年はうし年、うし年にちなみ…

ブログの更新がすっかり遅くなりましたが、2021年も早速始動したなつめです。

今年もよろしくお願い致します。

1月の第1火曜日はおかし作りのプログラムでした。

12月は洋菓子だったので1月は和菓子にしようと思い、そういえば今年はうし年…

ということで、牛乳と練乳を使ったミルク饅頭を作りました。

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生地に使う材料をはかり、粉をふるう、混ぜる、丸める…などの工程があります。順番に作業をしていきます。

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生地が柔らかいので餡を包むのが難しいのですが、なつめの皆さんはきれいに包むことができました!すごい!

 

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できあがったお饅頭です。売りものみたい!

出来上がり直後は生地がさくっとしていて、優しい甘さがあり「もう2~3個は食べれる」と皆さんおいしそうな表情(表現の仕方が難しいですが、ほんとに「おいしそうな表情」)でおっしゃっていました(*^^*)

袋やラップに包んで翌日に食べるとしっとりしていて、食感が全く違ったものになります。

 

牛乳はたんぱく質が手軽にとれる食品です。北海道は酪農が盛んな地域なので、十勝、根釧、豊富、函館、おこっぺ・・・どの地域にもおいしい牛乳があります!

高齢になると筋力が低下します。日本では昨今の自粛生活で、筋力の低下が危惧されています。感染がこわくて出歩かなくなった、ひきこもっているーそんな言葉を耳にします。筋力の低下は「フレイル」を引き起こします。フレイルとは、虚弱を意味し、健康と病気・要介護状態の間を指しています。何となく元気がなくて、筋力も落ちていて…という状態を放っておくと要介護になるリスクが高まります。そしてフレイルは認知機能低下、認知症の発症と相互関係にあると言われており、まずはしっかりと「フレイル予防」をする必要があるのです。

 

フレイルを予防するためには、運動と栄養、そして社会参加(人と会って笑う、話すことが大事!)が重要です。感染症対策をしながら体を動かし、筋力アップのための食事をすること。これが元気な毎日を送るための基本となります。

 

牛乳は前述のとおりたんぱく質が豊富で、調理する必要がない(そのまま飲める)のでとても手軽にたんぱく質が補給できます。またカルシウムも豊富に含まれており、骨や歯を守るためにしっかり飲むことをおすすめしています。

運動後の水分補給にコップ1杯の牛乳、お風呂上りに腰に手をあててゴクゴク…も良いかもしれませんね。

 

さてさて、来月のお菓子作りは何にしようかな、2月はバレンタインデーがあるのでチョコレートのお菓子を考えています(^^)