大谷地病院認知症疾患サポートセンター便り

大谷地病院認知症疾患サポートセンタの活動をご紹介します。

軽度認知機能障害回復プログラムなつめで臨床美術「木の芽のフォルメン」を行いました

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臨床美術「木の芽のフォルメン」

雪が解け、春の日差しを浴びて新芽が膨らんでくる季節です。今月の臨床美術は、そんな木の芽のふくらみを「フォルメン」という技法を使って表現しました。
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実際に、膨らみ始めた木の芽を観察します。

冬の木枯らしや、雪の重みに耐え、あたたかな日差しや空気を感じ、雪解け水の水分を吸って膨らみだした雪柳の木の芽をみんなでじーっくりと観察しました。

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そして、木の芽を描いていきます。

最初は細い木の枝も、どんどんフォルメンをしていく事によって、色彩鮮やかになっていきました。

フォルメンとは、最初に描いた形にそって、線をかさねていく技法です。普段ちょっと絵を描くことに抵抗を感じている方でも、やり方が決まっているので抵抗なく進めていくことが出来ます。

そして、だんだんと重ねる色の世界に引き込まれていきました。

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今日も素敵な作品が揃いました!どれも個性的で素敵な作品!

これからどんどん進んでいく季節に合わせて、臨床美術を楽しんでいただきたいと思います。