大谷地病院認知症疾患サポートセンター便り

大谷地病院認知症疾患サポートセンタの活動をご紹介します。

半年に1度のファイブコグスクリーニングテストの日!認知症予防サークルわっこ

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ファイブコグスクリーニングテスト

先日、認知症予防サークルわっこでは半年に一度の検査の日を設けました。

認知機能の変化をファイブコグスクリーニングテストで検査し、合わせてフレイルリスクをチェックする体力測定を行いました。

ファイブコグスクリーニングテストは筑波大学と東京都健康長寿医療センター研究所 が開発した高齢者用の集団用認知検査です。

「注意」「記憶」「言語」「視空間認知」「思考」といった5つの認知機能を検査します。半年に1度検査することによって、認知機能の変化を早めに察知し、対策を行う事ができます。

認知機能の検査というと、どうしても抵抗があるという方も多いのですが、継続して検査を受けている方はこの検査の重要性をとてもよく理解してくださっていて、毎回お友達に声をかけて下さっているそうです。

検査は約40分。皆さんとても真剣です。
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記憶の検査が特に大変で、検査をする側の私たちも、何度やっても満点が取れません!

わっこを始めてからもう3年が経ちました。

3年間、認知機能を維持し続け、中には右肩上がりを続けるわっこの皆さんは素晴らしい!と脱帽です。

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認知機能の維持には、フレイル予防も大切です。

握力で筋力の低下を検査します。オーラルフレイルをチェックするガムも大切な検査のアイテム。

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柔軟性やバランス、歩行機能なども検査しました。

いつも楽しいわっこの中で半年に一度行われる真剣な時間。皆さんの健康を見守るためのとても大切な時間です。