季節の変わり目を元気に過ごしましょう
今年の夏はとても暑かった札幌です。「暑いあついー!」と言っている間にオリンピックが終わり、夜はコオロギやすずむしがなくようになりました。
毎日暑いので台所に立つのも大変、コロナが流行っているので買い物も頻繁に行けないし…と、食事がおろそかになってはいませんか?
食事を調えないと夏バテが長引き、季節の変わり目に風邪など、体調を崩しかねません。8月18日のなつめでは、そんな季節の変わり目にこそどんな食事を食べたら良いのか?のお話をしました。
夏野菜はカラフル
8月の札幌はまだまだ夏野菜が出回っていましたので、今スーパーに売っている野菜は何だろう?ふだんどんな食材を食べていますか?など、夏によく食べる野菜を挙げていってもらいました。トマト、きゅうり、とうきび、ピーマン…はよく食べる食材として、毎日のように食卓に出ているようです。
ししとうやズッキーニはあんまり食べないかなぁ、と言っている方もいました。
夏野菜は色が濃くてカラフルな食材が多いのが特徴です。またみずみずしく水分が多いのは、からだを冷やす作用があるから。夏ならではの野菜を食べるのは、理にかなっているのですね。
しかし、「暑くて台所に立ちたくない…」と簡単に済ませると、栄養が偏り、体にとって必要な栄養が不足してしまいます。
「野菜は毎食どれくらい食べるのが目標でしたか?」ーーの質問に、苦笑いしながらも答えてくださったなつめの皆さん。
そうです、写真の通り、両手1杯分です!両手いっぱいを3食食べて、体に必要なビタミン、ミネラルをしっかりとって、夏バテを予防する必要があります。
食欲があまりないからと言って「冷たいそうめんやざるそばでさっぱりと…」という食事を続けると、炭水化物に偏り、前述した野菜類に加え、筋肉に必要なたんぱく質も不足してしまいます。肉、魚、卵、大豆製品は1食あたり手の平1つ分を目安に、一緒に食べること。なので冷たい麺類の場合は冷やし中華のように具と一緒のメニューにすると良いですよ。
・・・という話をひととおりした後はもう一つクイズをしました。
8月31日は何の日?
答えは野菜の日!
8(や)3(さ)1(い)の語呂合わせから制定された記念日ですが、この記念日に合わせて、ご自分の食生活の中で野菜をたくさん食べているかな?色の薄い食材、色の濃い食材を組み合わせているかな?と振り返る日にしてもらえたら嬉しいです。
認知症の予防に関する研究は色々ありますが、栄養の研究では野菜をしっかり食べている人は、認知症発症のリスクがそうでない人に比べて少ないといわれています。
野菜に含まれる抗酸化栄養素が、細胞にダメージを与える活性酸素から脳を守ります。抗酸化栄養素はとりわけ色の濃い野菜(トマトやかぼちゃなど)に多く含まれます。
日常生活の中で、色の濃い野菜を意識してとると、食生活が彩り豊かになりますよ。
ワクチンを打ったからと言ってまだまだ油断できない毎日。気持ちも落ち込みますが、そんな時こそ、カラフルな食材をおいしく食べて、こころも体も内側から元気にして、日々を過ごしてほしいと願っています^^
秋の食材もおいしい食べ物ばかりですからね、今からとっても楽しみです!