大谷地病院認知症疾患サポートセンター便り

大谷地病院認知症疾患サポートセンタの活動をご紹介します。

高齢者げんきあっぷくらぶなつめで「黒糖とさつま芋のまんじゅう」を作りました

食欲の秋

もうすぐ雪が降る、晩秋の札幌です。

秋は本当においしい食べ物がたくさんありますね。北海道はお米もおいしく、新米が出揃い、いもやカボチャ、果物も旬です。

11/2のなつめではそんな旬のさつま芋を使い、おまんじゅうを作りました!

 

まずはおまんじゅうの歴史から。f:id:ohyachi-hp:20211105160529j:plain

中国から伝わったおまんじゅう。三国志で有名な軍師諸葛孔明が、氾濫した川を鎮めるために小麦粉をこねて黒牛と白羊の肉を入れて人の頭に見立てて捧げたのが始まりと言われています。

それが日本に伝わったのが室町時代。中国から来た僧侶の林浄因が、肉の代わりに小豆を煮て小麦粉で作った皮でつつんだ饅頭を作りました。

中国では「蛮頭(マントウ)」と言われていたのが日本で「まんぢゅう」に変化し、その後、江戸時代には栗まんじゅうやそばまんじゅうなどの蒸し饅頭や、明治から昭和にかけて、ひよこやもみじまんじゅうなどの焼きまんじゅうが作られるようになり、現代は洋風のおまんじゅうや揚げまんじゅうまでに発展してきたのです。

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・・・そんな歴史についてお話を聞いたなつめの皆さん、写真が出るたびに「わー、おいしそうー!」とおまんじゅうを作る気満々になってきました。

 

材料を計量し、混ぜていきます。

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混ぜた生地はいったん冷蔵庫で寝かせます。

その間にあんこ作り。さつま芋を茹でてつぶします。

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砂糖を加え、バターを入れるのがポイント。バターの風味がアクセントになります。

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等分にして丸めました。1つ30gでした。

それを両手を器用に動かしながら丸めていきます(写真がないのが残念。中身が出ないように、丸くするのが大変な作業ですが、皆さんお上手でした!)

 

10分蒸したら完成ー!

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湯気と共にふかふかのおまんじゅうが見えた時、「うわぁ~!!」と歓声が上がりました( *´艸`)うれしい!

 

蒸したてのおまんじゅうなんてあまり食べられないので、なつめならではの贅沢です。

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中はこんな感じ。外のいちょうと同じくらい黄金色をしたさつま芋餡でした。

 

北海道の秋は短く、あっという間に雪の季節が到来します。

今が旬の食べ物をおいしく頂いて、元気な体を作り、寒い冬を元気に乗り切りたいと思います!