大谷地病院認知症疾患サポートセンター便り

大谷地病院認知症疾患サポートセンタの活動をご紹介します。

高齢者げんきあっぷくらぶなつめで臨床美術を行いました

秋の色

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晩秋の札幌です。

冷たい雨が降った翌日、ひんやりとした朝を迎えたなつめの日。「もうすぐ雪が降るね」と話しながら送迎バスが到着し、本日は臨床美術です。

スタッフが準備した秋のものの中には、自宅裏の山に落ちていた山ブドウの葉や、なんとこのかぼちゃは自宅で「勝手になった」そう!

「すごいねー」となつめの皆さん。

早速観察していきます。

 

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「今日はこれを色にしていきます」

 

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みかんをよく観察しながら色を描いていきます。

形ではなく、色。なかなかむずかしい。

でも、思い思いに色が生まれ、のっていきます。

 

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できあがった色は、魔法の粉をかけてこすると…「出てきた!」

色が完成しました。

 

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台紙に貼っていきます。これも思い思いにイメージして、仕上げていきます。

 

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こちらが完成した作品です。

同じものを手にとってもひとつひとつ感じる「色」はちがっていて、

どの作品もやさしく、あたたかく、そしてしっかりと秋の色でした。

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「楽しかった」「なんとか描けてほっとしています」

「先生が褒めてくれるからうれしい」と笑顔の皆さん。

 

秋を感じ、秋を楽しみ、秋を満喫することができました(^^)