大谷地病院認知症疾患サポートセンター便り

大谷地病院認知症疾患サポートセンタの活動をご紹介します。

高齢者げんきあっぷくらぶなつめで臨床美術を行いました

6月の第2週は臨床美術

爽やかな青空の中、この日のなつめは臨床美術を行いました。

何を描くのでしょうか?!

 

じゃーん!

ピーマンでしたー!

「わぁーー、ピーマン!」

夏野菜の代表選手、ピーマンです。

自分好みのピーマンを選び、さわった感触、におい、色などをじっくりと観察します。

 

「ピーマンを使って、どんな料理をしますか?」の問いに

肉詰めピーマン、サラダ、焼き浸し、ベーコン炒め、無限ピーマンも!

いろんな食べ方があり、「今度そうしよう!」と皆さん興味津々。

 

さて、さっそく描き始めます。

なんと筆ではなく、指を使いました。

その次は、つまようじを使って、墨汁をのせていきます。

ピーマンは1つの色ではなく、いろんな色をしています。

そして、ピーマンは緑色だけじゃない!と、思い思いに色をのせていきます。

 

台紙に貼る作業をしているところ

 

みずみずしくておいしそうなピーマン!

どの作品も「すごいね」「かわいい」など、歓声が上がりました!

 

 

絵を描くことに抵抗のあったなつめの皆さんも、回数を重ねるごとに少しずつのびのびと描くようになり、出来あがった作品を見る時も笑顔があふれるようになりました。

 

臨床美術ってすごい。

そう思います。