大谷地病院認知症疾患サポートセンター便り

大谷地病院認知症疾患サポートセンタの活動をご紹介します。

認知症予防サークルわっこで臨床美術「描き初め」を行いました

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トンパ文字を知っていますか?

臨床美術プログラム「描き初め」は、日本語を書くわけではありません。世界でただ一つ、現在も使われている象形文字トンパ文字」を描きます。象形文字は字であって絵でもあります。だから、「描き初め」なのです。

 

トンパ文字チベットや中国雲南省で現在も使われている象形文字です。雲南省の建物は日本のものとそっくり。住んでいる方の顔も日本人そっくりです。

 

トンパ文字はそんな日本人がなじみを感じるような場所で使われています。マクドナルドの看板に描かれていたり。

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そんな話を皆さん真剣に聞き、トンパ文字への関心が高まっていきました。

臨床美術「描き初め」をしているわっこの皆さんの様子

わっこでは、たくさんのトンパ文字を用意しました。その中から、みなさん悩みながら自部が好きな文字を選びました。

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二つの文字を選んで組み合わせた方もいました。

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文字を全く違う形にアレンジした方も!

 

皆さん、わくわくしながらトンパ文字を芸術作品へ変化させていました!

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どの作品も迫力があって素敵ですね。

 

今年一年の願いを込めて出来上がった作品がたくさん並びました。

 

認知症予防サークルわっこは毎週木曜日13:30~15:30まで、大谷地団地町内会館で行われています。参加費は500円で、申し込みの必要はありません。お時間があればだれでも参加することができます。