大谷地病院認知症疾患サポートセンター便り

大谷地病院認知症疾患サポートセンタの活動をご紹介します。

2月の活動報告 なつめ

2月の栄養プログラム

2月~3月にかけて、大谷地病院では管理栄養士養成校から臨地実習を受け入れ、研修を行っておりました。

なつめにも参加し、一緒に調理実習を行いました。

 

フレイル予防についてお話しし、食事からしっかりとたんぱく質を摂取し、筋肉を動かしながら筋力を維持することが重要です。・・・というお話のあとで、たんぱく質たっぷりメニューを一緒に作りましたよ。

フライパンにごま油を適量入れ熱し、人参と豚肉を炒めます。

人参は油との相性が良いので、しっかり炒めます。豚肉は食べやすいように、しゃぶしゃぶ用薄切りにしました。

野菜は人参の他に、小松菜ともやしを入れました。野菜は、緑黄色野菜も淡色野菜もどちらも食べることが大事。

そして、たんぱく質は豚肉の他に、木綿豆腐と炒り卵を入れました。

味付けはめんつゆ。めんつゆは万能ですね。希釈倍率によって入れる量が違うので気を付けて、少しずつ入れて味を調えてください。

さいごにかつお節(これも立派なたんぱく質!)を加え、完成です。

実はこのチャンプルー、「10食品群チェックシート」のうち、さ(かつお節)、あ(ごま油)、に(豚肉)、や(野菜)、た(たまご)、だ(豆腐)の6つが入って居るのです。(10食品群チェックシートは下 ダウンロードしたい方は札幌市のホームページからお願いします。札幌市のホームページには高齢者の低栄養予防、フレイル予防についても詳しく書かれています!)

札幌市 ホームページより

写真には写っていませんが、この日はお味噌汁とヨーグルト和えも一緒に食べたので「ぎ(ヨーグルト)、く(フルーツ)、か(海藻)」も加わり、1食だけで9つの食品を摂る事ができました。

このように、食べ物はいろーんな種類の食品を、主食+主菜+副菜の組み合わせで食べることが大切です。これを「食品の多様性」と言い、認知症予防において食事は「多様性があること」の方が、将来認知症を発症するリスクが減り、また発症しても重症化を予防することにつながります。

 

品数を増やすのは結構大変なので、このチャンプルーのように、1つのお皿でたくさんの種類の食材が食べれるメニューにすると楽ですよ(^^)/