大谷地病院認知症疾患サポートセンター便り

大谷地病院認知症疾患サポートセンタの活動をご紹介します。

認知症予防サークルわっこで感染症予防の講話とマスク作りをしました

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感染症予防対策について

約1か月ぶりの認知症予防サークルわっこは今一番気になる話題でもある「感染症予防」がテーマです。だからといって、新型コロナウイルスの話ではありません。

 

新型コロナウイルスについてはまだわかっていない事の方が多いので、不確かな情報を発信するわけにはいきません。

 

感染症は、風邪やインフルエンザ、ノロウイルス白癬菌など常に私たちの健康を害する可能性があり常に戦っている存在です。しかし、ほぼすべての感染症に共通している感染予防対策は「手洗い」です。

 

コロナがどんなにはやっているからと言って、インフルエンザウイルスやノロウイルスコロナウイルスに忖度をして身をひそめるということはありません。

 

ウイルスや細菌はいろいろな場所に潜み私たちの細胞を住処にしようと狙っています。

 

その外敵から身を守る最も有効な対策が手洗いなのです。

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ということで、皆でエア手洗いで正しい手洗いの方法をおさらいしました。

 

また、ウイルスなどに負けないよう、普段から免疫力を高めておくことも大切です。

 

免疫力を高めるには

  • 栄養のバランスが整った食事
  • 質の良い睡眠
  • 適度な運動

が大切です。

 

免疫力を高める食事についてもしっかりと学びました。

 

マスクづくり

世界的に需要が広がっているためか、マスクがなかなか手に入りません。布マスクもエコでよいのですが、感染対策としてはできればマスクは使い捨てにしたいところです。

 

そこで、身近にあるものでマスクを手作りしました!

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材料

  1. リードクッキングペーパー
  2. ラッピングタイ
  3. 両面テープ
  4. 出来るだけ細いゴム

 

今回は、18㎝×9㎝の型紙を用意しましたが、女性用にするならば16㎝×9㎝でもよさそう。

 

まず、クッキングペーパーを一枚ちぎり、机の上に広げます。

 

両面テープをクッキングペーパーの横幅に合わせて3枚と、型紙の縦(9㎝)に合わせて2枚、ゴムを型紙の横幅×2の長さに2枚切っておきます。

 

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両面テープを上に2本、下に1本張り付け、はがします。一番上の両面テープをはがし、ラッピングタイを中央に置きます。これが鼻にフィットさせる針金の代わりになります。


上下を折り返します。

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型紙の高さに合うように3本くらいのひだを作り両面テープで両端を押さえます。

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両面テープをはがし、両面テープの手前にゴムを置きます。

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ゴムが両面テープにかからないように気を付けながら、型紙の幅に合わせて両端を折ります。

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ゴムの両端を結び、一度つけてみて長さを調節します。

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ゴムの結び目を折りしろの中に入れ込むと完成です。

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リードクッキングペーパー1枚だととても通気性が良いのですが、透けてしまうので一般的な(要は安い)キッチンペーパーを重ねて作るのをお勧めします。

 

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キッチンペーパーで作ったようには見えないでしょう?これは、エンボス加工の無いリードクッキングペーパーを使ったからです。

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短時間でしたが、皆さん大きさやひだを工夫して、かなり完成度の高いマスクを作っておられました。どうやら型紙よりも少し小さめで、ひだは4本がいいみたい。「ゴムはもったいないから使いまわそう。」とさすがベテラン主婦のみなさん、いろいろなアイデアや提案をしてくださいました。

 

今後のわっこについて

今回のわっこは約1か月ぶりでしたが、札幌市からわっこのような集まりは感染予防のため当面自粛するよう通達が来ました。でも、今回だけは喚起に気負付けながら、皆さんの集まりの場を作りたくて開催いたしました。

 

いつもよりも参加者は少なかったのですが、「人恋しかった!!」といいながら会館に入ってこられる皆さんを見ていると、本当はこんな時だからこそ顔を見て話をする機会が大切なのだと痛感しました。

 

わっこは今回をもってしばらくお休みをさせていただきますが、地域の皆さんの健康を守るため、どういう方法をとるのが最良なのか協議していきたいと思います。

 

できるだけ早く皆様にお会いできる方法を考えていきたいと思っています。