大谷地病院認知症疾患サポートセンター便り

大谷地病院認知症疾患サポートセンタの活動をご紹介します。

高齢者げんきあっぷくらぶなつめで臨床美術「直線のコラージュ」を行いました

直線のコラージュ

雪が多い札幌。排雪作業は進んでいるものの、十分ではなく、本日の参加者は2名と、少し寂しい水曜日のなつめでした。

しかし、心配していた天候も晴れて、ゆったりとした中でも楽しく活動しましたよ。

本日は臨床美術を行いました。

 

色画用紙を直線に切っていきます。

「直線」って実は中々難しかった!好きなように切ってって言われるとまた難しい。。でも皆さん順調にはさみを動かしていっていました。

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「昔は馬車の後ろにつかまって、スキーに乗ったんだよね」という貴重なお話で盛り上がりました。炭鉱で栄えた町に住んでいた方。石炭を運ぶ馬車の後ろにつかまってスキーを滑ったとか。すごい!

「直線に切る」をやっているのにみんな違うものができあがります。それがまた楽しい!

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切ったパーツを好きなように貼っていきました。

 

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貼ったものに、好きなように描いていきました。

「好きなように描く」というのもまた、難しい。しかしとっても楽しいのが臨床美術の魅力です。お隣の作品を見ては「こんな描き方もあるんだ!」と参考にしたり、そこからさらに膨らむ発想を描いていきました。

 

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ステキな作品が出来上がりましたよ!

感染拡大で暗いニュースばかりの毎日を明るく、楽しくさせてくれます。

 

いつも思うのが、

同じ内容で同じ指示のもとに動いているのに、どうしてこんなに違う作品ができあがるのかということ。

そしてどの作品も個性的でとっても素敵で、見ていると豊かな気持ちになり、この時間が本当にすばらしいものであるということ。

臨床美術って本当におもしろい!

 

「楽しかったねー」と本日も笑顔で終わりましたよ(^^♪