大谷地病院認知症疾患サポートセンター便り

大谷地病院認知症疾患サポートセンタの活動をご紹介します。

認知症予防サークルわっこ 活動再開しましたー!

コロナを乗り越えて、活動再開!

大谷地病院からほど近い大谷地西地区にて、認知症予防サークル「わっこ」を運営しておりましたが、長く続くコロナ禍で活動休止を余儀なくされ、しばらくの間活動できない状況が続いておりました。

しかしながらコロナが5類相当になったことを機に、「地域の方と共に認知症の予防を」、ということで5月からわっこを再開しました!

「わっこ」という名前は、北海道の方便から名付けました。大阪出身のスタッフが「わっこ」という名前がかわいくて気に入っているという話から、「輪」と「和」をイメージしています。

認知症を正しく理解し、認知症になっても暮らせるまちづくりをしたい、皆で楽しい時間を過ごしながら「認知症予防」を知ってもらいたい。地域と医療をつなぐ役割も、私たち医療者にはあるとも思っています。

まぁ、難しいことはぬきにして元気に楽しく過ごせるようにと、毎回運動、臨床美術、栄養の講話と調理実習を活動予定の中に入れています。

 

6月の第1週目はボウリング、2週目はボッチャをしました!(^^)!

わっこで初めてボウリングをしたのはスタッフお手製のペットボトルボウリングでしたが、こんな良いものが売っているのですね。これだけでもうワクワクします!

ガータ防止策も作って(椅子で)個人戦です!

私(スタッフ)はピンを戻すのに大忙しでしたが(💦)10フレームまで熱戦が繰り広げられました。

スコアを記録するスタッフも大忙し!熱戦を制したのはHさん!156点の高得点でした!

 

2週目はボッチャでした。ボッチャはパラリンピックの正式種目でもあります。

大谷地団地町内会ではわっこのボッチャを機に、盛んにおこなわれているようで、近くの北星学園大学主催でもボッチャをしたとのこと。

参加されたわっこの方が「普段やっているから景品もらえました!」と報告してくださいました。すごい!

今回のボッチャはこれまた熱戦でした。どちらも互角の闘い!

じわりじわりと、結果大差をつけて、キングサーモンチームが勝ちました(^^)/

おもしろいチーム名でしょ、好きなお寿司のネタというお題(笑)

 

今回MVPのH・Sさんですが、年齢が90歳なんです!

わたくし、健康の秘訣を聞きました。

「快眠・快便・快食なの」ということと「人が好きなのよね」とのこと。

趣味は旅行で、コロナ前までは誘われたらほとんど断ることなく旅行に参加していたけど、誘ってくれる人が年々いなくなってさみしい。人が集まるところが好きだからわっこにも来ているのよ。と教えてくださいました。

お薬ひとつ飲んでいないというH・Sさん。そんな生き方に憧れる人も多く、「Hさんは私のあこがれでもあり目標でもある」と皆さんが言います。

私もその一人。いくつになっても参加してくださって、楽しんでくれる、本当に有難いです。

 

わっこは老若男女問わずどなたでも参加できます!

参加費100円だけかかりますので、100円を握りしめて、木曜日13:30~

大谷地団地町内会館(〒004-0042北海道札幌市厚別区大谷地西3丁目15-1)にお越しください。

次回6/15(木)は臨床美術をします!