大谷地病院認知症疾患サポートセンター便り

大谷地病院認知症疾患サポートセンタの活動をご紹介します。

高齢者げんきあっぷくらぶなつめ 5月の活動報告(調理編)

 

今月も元気に活動しました!

新型コロナウイルスが5類となった今月。世の中は新しい動きがありましたが、なつめでは大きな変化なく、長く身に着いた感染対策を継続したまま、運営をしています。

今月も楽しく元気に、笑い声あふれる活動でしたー(*^^*)

 

 

食品の「多様性」

今月のなつめは「元気にたべていますか?」と題して、健康な毎日を送るための食生活についてお話しました。

「10食品群」って知っていますか?

ゴロ合わせで言うと「さあ、にぎやかにいただく」です。

「さ」さかな

「あ」あぶら

「に」にく

「ぎ」ぎゅうにゅう

「や」やさい

「か」かいそう

「い」いも

「た」たまご

「だ」だいず

「く」くだもの

毎日、これらの食材を上手に組み合わせて食べることによって、体に必要なたくさんの栄養を摂ることにつながり、健康な毎日を送ることができます。

これを「食品の多様性」と言い、この多様性がある人の方が認知症発症リスクが低いという研究結果もあるのです。

家族が独立してひとり、二人分の食事を作るとなる何となく品数も減って、「今日はあるもので済ませよう」と簡単に食事を済ませてしまうと、体に必要な栄養が足りない状態になります。

何となく元気がない、以前より趣味活動ができなくなった

前よりむせやすくなった、歩くのが遅くて横断歩道を渡るまでに赤信号になってしまう・・・これは「年のせい」ではなく、フレイルの危険があります。

フレイルは「虚弱」を意味し、このフレイルが認知症発症リスクを高めるともいわれていますので、「しっかり食べて元気に動く」ということも、健康への第一歩となります。

そんな話を簡単にした後は、目指せ10食品群制覇!として、混ぜご飯の具を作りました。

色とりどりの食材が入りました。

竹輪→さかな

ごま油→あぶら

ひき肉→にく

にんじん→やさい

ひじき→かいそう

えだまめ→だいず

混ぜご飯の具だけで6種類入りましたよー!すごい!

ごはんに混ぜて盛り付けたら、卵をちらします

錦糸卵→たまご

 

じゃがいもとわかめの味噌汁→いも、かいそう

ヨーグルト和え→ぎゅうにゅう、くだもの

 

じゃーん!この献立だけで10食品を全部食べることに成功(^^♪

 

こうやって、いろんな食材を組み合わせて食べ、健やかな毎日を送りましょうね。

 

おやつ作り ~いちご大福~

5月のおやつは、旬のいちごを使って、いちご大福を作りました。

おもちは白玉粉で、鍋で練り上げていきました。

出来上がったいちご大福にみなさん大歓声!「できたー!おいしそう!」

食べる前から皆さん笑顔です(*^^*)

 

もちろん食べてからも笑顔。「おいしかったー」を人数分いただき、笑顔あふれるなつめとなりました(^^)