大谷地病院認知症疾患サポートセンター便り

大谷地病院認知症疾患サポートセンタの活動をご紹介します。

認知症予防サークル「わっこ」で栄養の日のイベントを開催しました

栄養ワンダー2019「栄養の日を知ろう!」

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皆さん、8月4日は何の日か知っていますか?

答えは…栄養の日!8/4はエイヨーの日です。

8月1日~7日が栄養週間ということで、1日のわっこでは「栄養の日を知ろう!」のミニイベントを開催しました。

 

まず、日本栄養士会から頂いたお土産を使って、昨年に引き続きフルーツ寒天を作りました。

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キウイフルーツはサンゴールドキウイを使用。1コ食べれば1日分のビタミンCを摂ることができます。ビタミンCは不足しがちなので1コで充足するのであれば、とっても嬉しいですね。夏バテ予防にもビタミンCの補給はとても大切です。

 

寒天を固めている間、栄養についてのお勉強をしました。

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今、日本では高齢者の低栄養が問題になっています。

70歳以上の5人に1人が「必要な栄養が不足している状態」と言われています。

 

元気に食べてますか?

食べていると言っても、バランスよく、いろんな食べ物を食べることが大切です。「パンとコーヒー」、「ざるそばやそうめん」だけ など、一見ちゃんと食べているようでも必要な栄養がきちんと摂れていません。

これが続くとたんぱく質が不足してフレイル・サルコペニアなどの危険が高まります。

そしてフレイルを放っておくと…認知症発症のリスクがぐっと高まるという研究結果が出ています。

3食の食事を用意するのは大変ですが、日々の食生活がその後の健康寿命を左右するのです。

 

わっこでは、何をどのくらい食べたら良いかを復習し、元気に食べるためには主食、主菜、副菜の組み合わせが大切という話をしました。

 

お話が終わったころ、はじめに作ったフルーツ寒天が固まりました!

ラッピングも立派な脳トレ!かわいく包んで今日のおやつの完成です。

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日本栄養士会からのお土産は3種類。キウイフルーツ、1日分の野菜(野菜ジュース)、ザ・グリークヨーグルト(ヨーグルト)を頂きました。(商品について詳しく知りたい方は日本栄養士会のホームページをご覧ください)

 

私たちのからだは食べものでできています。食べものをいただき、それをエネルギーにして生きています。必要な栄養をしっかりと食べることで健やかな毎日を送ることができます。

「おいしく楽しく食べること」は、生活を豊かにします。

ぜひ今日からの食生活が、皆さんにとって素晴らしい日々につながりますようにと願って、栄養ワンダー2019を終了しました。

 

認知症予防サークルわっこは、様々な活動を通じて認知症予防の活動を行っています。
毎週木曜日午後1時30分~午後3時30分まで、札幌市厚別区大谷地団地町内会館で実施しています。参加費は500円です。年齢・性別・居住区域を問わず、どなたでも参加できます。申し込み不要なので直接会場にお越しください。

 

次回のわっこは8月22日です!